令和元年10月18日、佐賀県内でのSDGs(持続可能な開発目標:2015年国連で採択された、あらゆる国と企業、そして人類が感覚することを合意された、2030年までに達成する世界全体の目標)の普及と実践を目標とした佐賀SDGs官民連携円卓フォーラムが設立されました。
このフォーラムは特に企業 x 行政 x 市民によって課題解決型事業を県内に推し進めるため、情報交換、事業立案、SDGsビジネス化などのシーズを育てることを目的としています。企業、自治体、CSO、個人にかかわらず、多くの参加を期待しています。
SDGsに関わる官民の連携
SDGsに関わる情報交換・勉強会
SDGsに関わるセミナー・シンポジウムの開催
SDGsに関わる協働のマッチング
国内・世界のSDGsに関連する諸組織との連携
その他、SDGsに関連する事業
夏、連日35度を超える猛暑が続き、大雨で立ち往生する、こんなことが一昔前の佐賀県であったでしょうか。学者でなくても、「明らかに何か変だ、地球は大丈夫かな?」と思ってしまいます。
そんなとき、私はいつも12歳のカナダの少女が「直し方を知らないなら壊すのはもうやめてください」と訴えた言葉を思い出します。「世界一貧しい大統領」といわれたムヒカ大統領の「私達はいつまで発展し続ける必要があるのですか」という言葉も。
ムヒカ大統領のスピーチの3年後の2015年9月、国連、全加盟国193か国によって「Sustainable Development Goals―持続可能な開発目標」―SDGs(エス・ディー・ジーズ)が採択されました。これがムヒカ大統領の疑問に対する答えになっているかどうかはわかりません。しかし、少なくとも、その時、日本を含む全世界が、地球の未来を守るために、人が幸せになるために、「今ならまだ間に合う」といった切迫感をもって真剣に議論し合意にこぎつけたのがSDGsでした。私達はそのときの国連議場での興奮を、今一度、思い起こすべきではないかと思います。
フォーラムは、2019年、佐賀県のすべての自治体、企業、学校、CSO、県民のみなさんが、SDGsに向けて動き出す、その推進役、つなぎ役になることを目指して設立されました。
フォーラムの一番の目的は、少しでも多くの県民の皆さんに、SDGsを知ってもらうことです。そしてその思いに共感し、この共通の目標に向かって、それぞれが自分でできるところから取り組んでゆく、そういう動きを作っていくことです。
人権や環境への関心が国際的に益々高まる中で、国も、自治体も企業も、SDGsへの意識が問われることが多くなってきています。
学校では小学校5年生の教科書に、SDGsが出てきます。SDGsは、「子どもたちの未来」をかけた取り組みです。だからこそ、子どもたち自身が、自分たちのこととしてこの運動に加わってほしいと思っています。
No one will be left behind. 「誰一人取り残さない」
佐賀県の皆さん、一歩を踏み出しましょう。世界の78億人が、本気で一歩を踏み出せば、必ず世界は変わると信じています。
以上
【理事】
座長 黒岩春地 (佐賀県国際交流協会理事長)
副座長 五十嵐勉 (佐賀大学名誉教授)
副座長 水町研一 (佐賀新聞社営業部・アド・クリエート部長)
幹事長 大野博之 (佐賀NGOネットワーク代表世話人)
幹事 鳥飼広敬 (佐賀県政策課課長)
幹事 八谷浩司 (佐賀商工会議所理事兼事務局長)
幹事 藤瀬広樹 (グリーンコープ生協さが専務理事)
幹事 松尾和寿 (連合佐賀事務局長)
幹事 山田健一郎(佐賀未来創造基金理事長)
事務局長 岩永清邦 (認定NPO法人地球市民の会理事兼事務局長)
企業のSDGs導入に向けて、地球市民の会では「SDGs経営戦略支援プログラム」と題し、中小企業がSDGs達成に向けた企業憲章や、アクションプランを作成するためのサポートをしております。
地球市民の会は、SDGs達成に向けて行動する「グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)」の佐賀県で唯一の加盟組織であり、社員の皆さまとの対話を通し、社会から愛され、社員が誇りに思い、未来を創ることに貢献できる会社体制の構築を一緒に目指します。
私達のパートナーを紹介します。パートナーには次の種類があります。
SDGs経営戦略支援プログラムを受講され、SDGs推進認定企業として認定された企業です。
私達と一緒にSDGsの普及・推進を行っていただいている学校法人です。
私達と一緒にSDGsの普及を行っていただく個人の方達をSDGsエバンジェリストとして募集しています。
私達と一緒にSDGsの普及・推進を行っていただく法人・団体の方達をSDGsパートナーとして募集しています。
※写真をクリックすると佐賀県外のパートナーの一覧にリンクします。