SDGs取材記事


取材日:2021.11.5(金)  

取材先:佐賀龍谷学園 龍谷中学校高等学校 

 

佐賀龍谷学園 2030年SDGs達成に向けた『SDGs行動憲章』を発表

 

佐賀龍谷学園(佐賀県佐賀市、校長:吉松幸宏 以下当校)は、令和3年11月5日(金)に佐賀市内にある当校内にて全教職員に対して、2030年のSDGs達成に向けて『SDGs行動憲章』の発表を行いました。この行動憲章作りは、令和3年10月20日にタスクフォースとして募って集まった先生達により始められ、地球市民の会の方達の力を借りて完成しました。

 

発表会では、吉松校長からグローバル・スタンダードへのコミットメントの提案としてのSDGsへの取込の必要性について話がありました。また、地球市民の会の大野博之様からは、これから龍谷中学校高等学校としてSDGsを実践していくための行動憲章の必要性や重要性について話がありました。

現在、SDGsは日本の様々な学校で始められ普及している。その中で、当校がSDGsプログラムを確立してモデル校となるためには、他校の追随を許さないレベルになる必要があり、そのためには、今回発表を行った『SDGs行動憲章』が必要になるという事です。


発表会では、実際に『SDGs行動憲章』を作成された教職員の方々(タスクフォース)から、次の4つの行動憲章が発表されました。

 

 1.持続可能な社会を創造できる人材を育成する教育を提供します。(目標4, 13, 16)

 2.持続可能な社会を創造できる人材を育成する教育の場を創造します。(目標4)

 3.持続可能な社会を創造する地域の実現に貢献できる地域の基盤となります。(目標10)

 4.理想的な生徒の育成を実現するために教職員のディーセントワークを実現します。(目標8)

 

いずれも既に掲げられていた学校の将来ビジョン(基本理念等)をベースとしていて、この将来ビジョンを具体的に実現できる手段として今回の『SDGs行動憲章』は作成しました。

SDGsを学校経営に導入し、次なるステージへ進化する事で、当校を他校に追随を許さないレベルに高めるという目的に向かって、タスクフォースの方々により、これらの『SDGs行動憲章』を作成しました。来年度は、これらの『SDGs行動憲章』を基にアクションプラン(行動計画)を作成されていく予定です。


行動憲章発表後には、今回タスクフォースとして集まったメンバーの方達が一人ずつ、今回活動してみての思いを話されました。

やはり、初めて聞く事や知る事での戸惑いや混乱があり、難しさを感じる方もいました。中には、漠然としたものをどのようにして行動に移していくのかという事を考える機会をいただいたとか、多様な考えを持つ人たちがいる事を改めて認識した方もいました。生徒達と一緒に考えて自分たちで出来る事があれば、前向きに進めて行きたいという積極的な意見等がありました。

 

最後には吉松校長より、「魅力ある働きやすい、喜んでもらえる職場作りの大事さ」が示され、当校の「建学の精神」や「5プラス1」といった教育ビジョンに合わせて、SDGSを落とし込んでいく事で、本当に魅力ある学校にできるのではないか。また、これからも皆で考えたり意見を通わせたりする事で、当校の素晴らしいSDGsが他に追随を許さないように突き進んで行きたいと話されました。

 

佐賀龍谷学園様の今後のSDGsへの取り組みに対する強い思いを感じる発表会でした。

 

 

以上

【取材者:松尾 俊明】