SDGs取材記事


株式会社ヒューテック SDGs取り組みのため、2030年に向けた企業行動憲章・アクションプランを作成!!

~ 持続可能な地域社会づくりに貢献 ~

 令和4年9月に株式会社ヒューテック様(本社 佐賀県武雄市)は前回の6月に続き、認定NPO法人地球市民の会主催の『SDGs経営戦略支援プログラム(*1)』のセッション3を2日間(9/13, 9/22)にわたって受講されました。その受講風景についてご紹介いたします。

 

 1回目のセッション1(4月実施)はSDGsの概念を理解していただくためのプログラムで、2回目のセッション2(6月実施)は具体的に企業行動憲章を作る作業が中心となりました。今回受講されたセッション3はセッション2で作成された企業行動憲章(企業の具体的なSDGs実践に向けた取組み目標)をもとに、ロジックモデル(*2)を作成し、そのロジックモデルをもとに実際に活動を進めるためのアクションプラン(タスクの洗い出し&大まかなスケジューリング)を作成する作業となりました。

 


 前回の企業行動憲章作成から今回のセッション実施までに少し時間が空きましたが、この間は社内でのすり合わせや調整に時間がかかり、かなり苦労されたようでした。そのおかげでシンプルになった企業行動憲章が出来上がり、今回のセッション3を迎えることができました。

 

 セッション3には、社員の中から選抜された7名~11名の方達がプロジェクトメンバーとして参加され、3チームに分かれて1日目は最終的な企業行動憲章の見直しとロジックモデルの作成、2日目はアクションプランの作成とその発表が行われました。

 

 プロジェクトメンバー皆さまが一丸となって取り組まれ、活発な意見が飛び交い、皆さんの会社を良くしたいという真剣な思いが伝わってくるワークショップはとても印象的でした。アクションプランの大枠ができた後には、締めとしてヒューテック様の吉川社長にプロジェクトのメンバー全員によるプレゼンテーションが行われました。吉川社長は皆さんの熱い思いを受け止められたのか、感慨深いものがあったようでした。

 

 プレゼンテーション終了後にはメンバーの皆さまから、今回の『SDGs経営戦略支援プログラム』を振り返っていただき、一言をいただきましたが、皆さんの口から「やってよかった!」という声が聞けました。社長様との貴重な時間を共有できたことで、皆さんの顔には自信とやる気がみなぎってました。

 

プロジェクトメンバーの皆様
プロジェクトメンバーの皆様

 今後は、出来上がった企業行動憲章・アクションプランを社員全員に対して伝え、会社全体のアクション(誰が何をいつまでにどういう目的で行うのか)の詳細を決定していくことになります。これからが一番大事なところになると思いますので、末藤リーダーはじめ、プロジェクトメンバーの皆様の頑張りに期待したいと思います。

 ヒューテック様のSDGsに取り組まれていく様子については、これからも引き続き取材を続けていきたいと思います。皆様の思いが、会社全体にそして地域社会の皆様に伝わっていくことを願いたいと思います。本当に皆さま、お疲れさまでした。(松尾 俊明)

 

 

(参考)

*1『SDGs経営戦略支援プログラム』

企業のSDGs導入に向けて、中小企業がSDGs達成に向けた企業憲章や、アクションプランの作成をサポートするためのプログラムです。(認定NPO法人地球市民の会主催)

 

*2『ロジックモデル』の作成

 企業行動憲章をアクションプランに落とす際に作成する計画表であり、アクション(タスク)と結果を整理するための作業です。成果の有無・程度を評価するためのコミュニケーションツールとして使用します。アクションごとの以下の目標を決定します。

  ①2025年度終了時の達成目標 ※中期的な目標

  ②2030年(2029年度終了時)の達成目標 ※長期的な目標